飲む前に最低限知っておきたいシャブリの基礎知識:シャブリの特徴

シャブリと言えば生牡蠣との組み合わせで有名なポピュラーな高級白ワインの銘柄の一つです。
シャブリという名前はワインの生産地そのものの名前で、ブルゴーニュの最北端にあるシャブリ地区で生産され、一定の基準をクリアした白ワインだけがシャブリというワインになります。
シャブリ地区最大の特徴は「キンメリジャン」と呼ばれる牡蠣や貝殻の化石がごろごろ転がっている真っ白な石灰質の特殊な土壌です。
この土壌ではシャルドネという品種のぶどうしか栽培されておらず、ミネラルが豊富な土壌からたっぷりとミネラルを吸上げたぶどうで造ったシャブリは、キリッと引き締まった辛口と生き生きとした酸味が特徴です。
またこのミネラル感を尊重するため、過剰なオーク樽の使用を避け、ステンレスやホーローのタンクを使って醸造している所が多いのも特徴です。
ソムリエの中では火打石の香りと表現される独特なスモーキーな風味も特徴で、魚介類全般と相性がよく、和食にも合うワインとして日本でも親しまれています。
ブルゴーニュワインの大きな特徴の一つとして、畑によってランク付けをしています。
シャブリも4つにランク分けされていて、上位のグラン・クリュやプレミエ・クリュ格付けの畑は、日当りがよく土壌に恵まれたぶどうを造る好条件の場所で栽培されます。

飲む前に最低限知っておきたいシャブリの基礎知識:シャブリの相場

現在ではとても有名な白ワインとなっているシャブリも、長い歴史の中で偽物シャブリが出回った時代があると言います。
しかし、現在では地元シャブリの生産を行う人々が抗議活動を行なった結果、偽物が出回る事が無くなったと言われています。
しかしながら、本物のシャブリでも、本来のシャブリの特徴が感じられないワインもあると言われています。

このシャブリの特徴というのは、酸味やミネラル感というもので、ヴィンテージにおいては数年間熟成を必要とする高級品もあります。
そのため、価格相場というものは、どの畑で栽培が行なわれたものであるのかによっても相場が代わります。
また、ワインは葡萄の栽培量に応じて相場が変化しますので、不作となった年のワインの価格相場は上がる事になるのです。

一般的に、プティ・シャブリ→シャブリ→1級畑でもあるプルミエ・クリュ→特級畑でもあるグラン・クリュと言う順に相場価格が高くなります。
これはブルゴーニュ地方の特徴のひとつでもあり、畑における等級というものがあるからなのです。
ランクが低いほど価格も安くなります。
しかし、特徴をちゃんともった白ワインも多くあり、十分な酸味やミネラル感を味わえるワインも多くあるのです。

飲む前に最低限知っておきたいシャブリの基礎知識:1級のシャブリって何が違うの?

シャブリには、プティ・シャブリと呼ばれる最もカジュアルなワインから、シャブリと呼ばれる最も一般的に飲まれているもの、そして1級や特級と言う4つの等級がシャブリの白ワインにはあります。

これはシャブリ地区の畑の格付けであり、1級や特級と呼ばれる畑は、シャブリの生産区域のなかでも1級は17.5%、特級は2%と何れも限られた範囲の畑で作られているワインでもあるのです。

但し、プティ・シャブリだから品質が悪いと言う事ではなく、このワインの特徴をきちんと出しているワインも多くありますし、1級畑に囲まれている区画においては、他の場所よりも品質の高い葡萄を栽培しているという特徴もあります。

また、1級畑でも、特級畑に近い場所の葡萄の品質は高く、等級だけでは語れない品質の良さと言う物もあるのです。

1級畑で栽培された葡萄をワインにする事で、淡く美しい金色の色調を持ちます。
また、この等級のワインのミネラル感は高く、堅固であって、花のような豊かなアロマを持っているという特徴があるのです。

目で見て楽しめ、香りで楽しめ、そして口に含んだ瞬間、口の中が程よい酸味とミネラル感が口の中に伝わるというのが特徴のワインでもあるのです。

これであなたもシャブリマスター!:格付けとは

シャブリの白ワインの原料を栽培する畑には4つの格付けが行われています。
これは、特級畑、一級畑、シャブリ、そしてプティ・シャブリという4つになります。
特級畑はシャブリ・グランクリュと呼ばれるもので、この地区全体の生産区域の僅か2%となります。
一級畑は、17.5%、シャブリでは67.5%、そしてプティ・シャブリでは13%となっています。

この事からも、シャブリとして格付けされる畑は、他の3つと比較をしても大半を占めているのです。
また、この地域で栽培されている葡萄の品種というのは、シャルドネ種と呼ばれる種類で、シャンパーニュ地方でのシャンパンでも利用されている種類になります。

若い頃は、緑を帯びた淡い金色をしており、熟成すると伴に黄色っぽくなると言う特長があります。
また、この格付けは最も生産量が多いとされていますが、ワインの豊かな酸、ミネラルと言った成分により、熟成されると言います。
テイスト的には、活き活きとした味わいがあり、はっきりとしたアクセントを持っていますので、繊細な酸味とミネラル感を味わえるのです。
尚、プティ・シャブリと比べると、ボリューム感があり、余韻が長いと言います。

この地域の白ワインの良さを引き立てているのは、シャルドネ種による葡萄の恩恵のみではありません。
この地域にある土壌が良質の葡萄を育てており、畑における格付けは土壌の良し悪しでもあるのです。
シャルドネが育てられている土壌は、ミネラルが豊富に含まれており、そのミネラルを作り上げているのが、キンメリジアン土壌です。

この地域の土壌は、ジュラ紀後期の白亜質の土壌となっていて、いく層にも重ねられた土壌の中には、カキの化石が豊富にちりばめられており、その表面には石灰岩とキンメリジャン石の破片に覆われているのが特徴です。
土壌のコンディションなども、畑における格付けの対象となる事からも、生産区域が全体の2%と言う特級畑は特別な畑でもあるのです。

そこが知りたいシャブリの基礎知識:シャブリ地方の気候

シャブリはフランス中東部、ブルゴーニュ地方を代表する辛口の白ワインです。
シャブリのもととなるシャルドネ種は、ブドウ自体の個性が薄く、作られる土地の気候や風土、地質、そして作り手の個性によって、大きく変化をします。

白ワイン用葡萄は「ソーヴィニヨン・ブラン」と、「シャルドネ」が双璧をなしていますが、
ソーヴィニヨン・ブランが、どこの栽培地でもどんな醸造法でも、はっきりとした個性を持っているのに対して、シャルドネ種は気候と風土によって、似ても似つかないまったくの別もののワインになってしまいます。

シャブリが生産される葡萄畑は、ブルゴーニュの最北端、パリから南東に車で1時間から1時間半のところに位置します。
北緯は48度、半大陸的気候で寒暖の差が激しく、冬は長く厳しく、反対に夏は猛暑となりますが、全体に冷涼な地域で、ブルゴーニュでも最も寒い地域といわれています。
シャルドネは耐寒性と抵抗力の強さが特徴の品種で、開花時期が早いため霜の被害も大きいのですが、早熟な品種なため、栽培期間が短く終わる長所も持ち合わせています。
北部での栽培が盛んな理由はそのためです。
この冷涼な気候と、キリメンジャンと呼ばれる土壌によってシャブリ独特のキレのある辛口がつくり出されます。
キリメンジャンとは、石灰質で貝の化石などが混じり合う土壌の
ことで、「火打石」と称されるミネラルの強いシャブリ独特のニュアンスはこのキリメンジャンによってもたらされるものです。

またシャブリの畑のある狭い谷は、三月終りから五月中旬あたりまで霜の影響を受けることも多いです。
葡萄栽培において北部の限界に近いため、気象条件はとても重要な要素です。
シャブリ作りにおける最高の畑は、日照時間が最も長いスラン川に沿った南西の斜面にあり、ここで作られているのは特級の「グラン・クリュ」で、「プルミエ・クリュ」はそれより、ほんの少し日照時間が短い場所で作られています。